小儀動物病院(大阪府吹田市)<動物病院/獣医/獣医師/どうぶつ/ペット/犬/イヌ/猫/ネコ/小動物/トリミング/手術/入院/おぎ/大阪/吹田>
小儀動物病院(おぎ どうぶつ びょういん)
小儀動物病院
〒564-0024 大阪府吹田市高城町17-3
FAX:06-6319-5668
電話 06-6319-0766

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院長挨拶


 幼少の頃、親が仕事で忙しくて一人っ子の私は、いつも犬舎で犬たちと遊んでいました。
犬が小さい頃は私が保護者だったものが、人間の数倍の早さで成犬になると、今度は逆に小さい私を励まし、時には辛い涙をなめてくれました。私にとって犬は家族以上の存在だったのです。
 この体験から、ものいわぬ彼等の言葉を聞いてやりたいと思って獣医師の道へ進んだのは自然の成り行きでした。ところで動物たちは具合の悪さを言葉では表現できません。症状が出てきた時には、かなり病気も悪くなっており、痛みや苦痛を味わって、それが心にも傷を負わせているのです。そこへ病院へ連れてこられて、家族以外の人間が触ったりするのですから、その不安は人が想像する以上に大きいものがあります。
 私たちは、まず動物たちの不安感や心の痛みを取り除くことから治療をはじめます。動物たちは症状を言葉では説明できないのですから、より正しく病状を把握するために時には人間用の高性能の器具を駆使した診察など、様々な設備を整え、適切な処置を行ったりします。
 私が当院のスタッフたちにいつも話すのは「自分や、自分の家族が病気した時に、どうしてほしいか考えなさい。自分がしてほしいことを患者さんにしてあげて、自分が接してほしいように接してください」ということ。
心のケアは治療効果を著しく高めます。医療を受ける側の立場を理解して、体の傷だけでなく、心の傷を癒してあげる治療をすること、それがこれまでの、そしてこれからの私たちの願いです。

小儀動物病院 院長 小儀 昇



小儀動物病院の教育方針


■ 命の大切さを教えてもらいます。
近頃コンパニオン・アニマル(伴侶動物)とか、アニマル・セラピー(動物介在療法)などの言葉を良く耳にしますが、動物たちと一緒に過ごすことで私たちは心が和みます。ただ動物たちは人間より寿命が短く、私たちより先にお別れの時がきてしまうのはやむえないこと。さみしいようですが、そのことによって、私たちは「生きていく」ということ「いのちの尊さ」「いのちを慈しむこと」を学ばせてもらいます。

■ 忘れていた『愛すること』を思い出す。
人は愛することで張り合いが生まれ、愛されることで生きる希望がわいてきます。なんの打算もなしに、あなたを一生懸命愛してくれる動物たち。あなたがいることが、動物たちの幸せ。彼等のいることが、あなたの幸せ。

■けじめをつけて躾るのも愛情です。
動物たちは「子供のように」可愛がるのではなく「子供として」可愛がって下さい。「子供のように・・・」は、ただ甘やかすだけ。「子供として・・・」は、していい事といけない事をキチンと教えることだと考えています。

■ 犬も高齢化社会を迎えています。
犬でいえば、以前は平均寿命が10年くらいだったものが、獣医療の進歩と動物病院の受診が一般的となった現在では、平均で14~15年、20年くらい長生きするものが多くなりました。それとともに高齢動物の世界でも人間と同じく成人病の患者が増えており、その体だけではなく、心のケアをどうするかが、これからの動物医療のテーマになっています。


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